EverNoteからの脱出・・・なるか?

EverNoteからの引導

 クラウドベースのメモアプリ、EverNoteは2013年以来利用してきましたが、近年は競合アプリへの対抗からかシンプルなメモアプリから複雑化し、それに伴って動作は重く、不安定になり、更にあからさまに課金誘導のための無課金ユーザへの締め付けを厳しくしてきました。

 課金額も安ければまだ検討の余地があるのですが、事ある度に値上げし、現在はパーソナルプランで月1100円。
 MS office businessは利用していますが、これにほぼ匹敵する値段を今のEverNote程度のアプリに出す気にはなれません。
 それでも昔から使ってきた大量のノートの蓄積があり、時折試してきた別アプリで自分の使い方に満足のいくアプリが見つからなかったので、騙し騙しEverNoteを使っていたのですが・・

 12/3 新規ノートが作れなくなりました。
 調べてみると既に先行ユーザの一部で制限始まっていたものの、12/4から全無料ユーザに適用する1ノートブック、50ページ制限が自分の所にも来たようです。

 
 これは流石に終わった・・・。
 新規ノートを作ろうとすると40%割引で課金移行のオファーも出ますが、それでも月額約500円。
 最悪の心証を与えておいて乗る気にはなれません。
 
 というわけで、完全移行を決意して、急遽調査開始。

メモアプリに求めるもの

 とはいえ自分はプログラマーでもないので、メモアプリに求めるものはそんなに高度なものではありません。
 ・・無いはずなんですが、意外と全てを満たすアプリが見つからなかったのは後述。

・なるべく軽い メモの集積所としてつかえればいい
・とはいえ文字色他最低限強調表示、チェックボックスは欲しい
・基本的には仕事用ではなく、個人のナレッジベースとしての利用を想定。メモはなるべく一箇所に集積し、検索で再利用するスタイル
・共同編集機能
 →妻に必要な情報を閲覧させたい
・PC、Androidで利用可能 →クラウドベースで同期が速く安定していること
・webクリッパー(ブラウザページのアプリ取り込み)機能
・無料ないしEverNoteに比べて相当安いこと
・EverNoteからデータがインポート可能なこと

 こんなところです。

試してみたアプリ

 そんなに長時間かけたわけではないので細かいところまで精査していません。クリティカルにダメだと思ったらさっさと次のアプリを試しています。以前から少し試していたアプリもあります。
 あくまで個人の印象と言うことで。
・Notion、OneNote
 多機能すぎて使いにくい。
 さっと開いてメモを取るまでに下準備が必要なのは今回のニーズには合わないと感じました。
 Notionは仕事のまとめ用としては部分的に利用しています。
・Google Keep
 メモの一覧表示が冗長。一覧表示で一緒に表示される本文の範囲を設定することができないので、長いメモがあると一覧表示という態ではなくなる
・Obsidian
 Windowsでは便利そうだが、Androidとの連携・共同編集機能に難あり。
 Windowsで作ってAndroidで見る(買い物メモとか)事が多いのでこれは使い物にならない
・DropBox Paper
 メモの束と言うより、大きな一枚紙の好きなところに書き足していくイメージで、根本的に使い方が変わるので×
・Joplin
 機能的にはEverNoteからの代替として開発されただけあって、良くも悪くも少し旧版(ある種いい意味で)のEverNote
 有料の専用クラウドを利用しないと共同編集機能不可でこれが結構高い
・UpNote
 これもEverNoteにかなり似たUIを持っていて移行しやすそう。
 月額100円は許容範囲、4000円程度(OSによって違うよう)の買い切りもできる。
  

とりあえずUpNoteへ 

 


 EverNoteのデータをインポートするには有料プランにならないといけないので、とりあえず100円の1月課金して引っ越し作業を行いました。
 1151ノートありましたが、よくよく見ると古いノートは昔リッピングしたmp3データだったりして、これはNASに入っているのでスキップ。860ノートを移行しました。
 現在のEverNoteは100ノートまでしか選択できないので100ノートをエクスポートしてそのファイルをUpNoteにインポートして・・を9回。まぁながら作業で終わり、EverNoteの独自ファイル形式をちゃんとUpNoteで読み込むので思ったより大きな問題はなさそうでした。
 
 共同編集機能はありませんが、webページとして閲覧できるURLを発行できるので、まぁいけそう。
 我が家の運用だとEverNoteでは夫(管理人)がまとめた情報を、共有ノートブックに入れて置いて必要に応じて妻が見る形で、妻がノートを作るパターンはほぼゼロ。ならば閲覧できれば十分でした。
 まぁ、EverNoteの時はノートブック(≒フォルダ)単位で共有できたので、ノート単位で共有するのは一手間ではありますが。

 1ノートのサイズ制限はUpNoteはプレミアムでも20Mしか無いらしいですが、基本的にシンプルなメモを集積する運用なのでインポートに当たっても制限オーバーするファイルはありませんでした。
 (ブログの数年来の下書きをまとめたファイルだけ、300000文字制限/ノートに引っかかったらしくインポート失敗して分割しました)

UpNoteのここが○
 ・軽くてシンプル
 ・同期も早め
 ・EverNoteの操作感を大体継承していて違和感が少ない
 ・無料は制限厳しいが、プレミアムも安価で許せる
UpNoteのここが×
 ・共同編集機能無し(ノート単位でweb閲覧用URL発行のみ)
 ・表が崩れる?
 ・チェックボックスの扱いが厳しい(後述)
 ・(Android)ノート単位でホーム画面にショートカットを作れない
 ・ノート一覧を、ノートの上部に配置できない(左ペイン限定)

 使い始めてみて気づいた一番困っている部分が、チェックボックスの取り扱い。
 「行頭に」「1つしか置けない」のです。
 EverNoteは1行にどこでも幾つでも置けたので、繰り返し10回作業が必要な場合、進捗管理的にチェックボックスを10個並べて、終わる毎にチェックを入れていく・・・というのをやっていたのですが、UpNoteはこれが行頭1つしかできないので運用を変える必要があります。
 かと言って1行10個のチェックボックス→10行1個ずつのチェックボックスにするのは閲覧性が非常に悪化するので。
 ここが現在UpNote移行で一番困っている部分で、結局こういうチェックボックスを多用するノートだけ、EverNoteに戻りました。新しいノートを作ることはできませんが、既存のノートに追記はできるのでこれまで使っていたリストはまだしばらく使えますから。
 Notionなどでも、チェックボックスの仕様は同様のようで、ある意味EverNoteの緩さがうまく自分の使い方に合っていたところなんですね。。。
 とはいえ、できればもうEverNoteは見限りたいので、いずれは決着(新しい乗り換え先を見つけるのか、運用方法でどうにかするのか)を付けたいと思いますが。。
 
 今回のEverNote改悪はいよいよ界隈でも大きなバッドニュースで、乗り換え先の検討が活発になっているようなので、これをうまくすくい上げるような新サービスや既存サービスの改良があるといいですね。

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