クロス取引をやってみようかと。勉強中

 クロス取引とか、つなぎ売りとか言われますが、株主優待株の買いと売りを同時に入れることで手数料だけで株主優待を手に入れる手法ですね。
 興味は前からあったんですが、なかなか手を出せずに過ぎていました。
 どうにも面倒なイメージが合って、やるならちゃんと調べてからと思いつつもほったらかし。


 そこに先日入った、SBI証券の株式取引無料範囲の拡大ニュース。
 楽天証券との競い合いの結果、現物/信用(制度)/信用(一般)各100万円/日まで無料。
 松井証券が10万円/日取引手数料無料を目当てに口座開いた頃と隔世の感がありますね。

 今まで手数料対策のために小粒株しかできないとか、証券会社をまたがって売りと買いをかけないといけないとか、そういう複雑さが面倒なイメージに拍車をかけていましたが、1社で100万円までの優待株が狙えるようになったのは自分の中ではだいぶハードルを下げてくれる出来事でした。
 加えて、最近のコロナ禍で優待廃止や配当減額が相次いでいたこともクロス取引への興味が再燃した理由です。

  優待で釣っておいて次回を待たずに廃止するような悪質なところもありましたしね。。。
 優待株が廃止すると暴落することが多いので塩漬けか損切りかということになりがちですが、クロス取引なら手数料だけの損で済みますしね。
 というわけで、クロス取引に参戦するために勉強。

↓この辺を参考にさせていただきました。




基本
・現物買いと信用売りを寄付の成行で同数出しておく
 ※よって、欲しい優待株の成行価格x2(買い・売り)の予算が必要
・権利確定日までは保有
・権利落ち日に現渡し(信用を現物で相殺する)して終了
・取引手数料と信用売りにかかる貸株料が手数料となる

疑問

Q.制度信用と一般信用どちらがいいのか

A.制度信用のほうが手間がかかるが安くできる可能性があり、選べる銘柄も多い
 逆日歩が予想以上に高くなって損するリスクはあり、計算した上で祈る必要がある。
 一般信用のほうが簡単・低リスクだが比較的高コスト。選べる銘柄が少ない、証券会社によって選べる株が異なる。


 最初は一般で慣れた方がよさそうですね。

Q.買いの配当にかかる課税分、売りの配当調整金支払いで相殺できず赤字になるのでは?

A.買いで入る配当は課税され、配当調整金は全額支払う必要がある。そのため一旦配当課税分約20%の支払いが生じるが・・・
 特定口座(源泉徴収あり)なら自動で還付される
 特定口座(源泉徴収なし)、一般口座では確定申告をすることで損益通算できるため、実質的に配当&配当調整金は相殺されてほぼ0になる。
 源泉徴収なしで年20万円の利益が出なかったからと確定申告サボると課税され損になるので、毎年20万円を下回っている場合は源泉徴収ありにしたほうが手間かからずによさそう
 我が家の場合はなんだかんだで20万円越える事が多い&医療費控除&ふるさと納税5箇所以上で確定申告毎年するので源泉徴収なしのままでよさそうだけども、これまですでに源泉徴収されてるからと申告に入れてなかった配当分も申告に入れる必要が出てきますね。

(20.11.9修正)
現物買いの配当は配当ですが、信用売り分の配当落調整金は信用売買のコストとして計上されるよう。 これまで配当は源泉徴収で処理済みとして確定申告に入れていなかったなら、そのままでいいみたいですね。 配当落調整金のコストは特定口座(源泉徴収無し)設定なので年間取引報告書に計算済みで記載されてくるので、確定申告の手間自体は大きく変わらずに済む理解でいいのかな。 

やってみたい株

 とりあえずはSBI証券で選べる、一般売りで、1銘柄チャレンジしてみたいと思います。

選ぶポイントは
・優待の額面が大きい方が良い。
 少なくとも手数料負けしないこと
・配当は小さい方が良い。
 最終的には相殺されるが配当の大きい株は源泉徴収の還付まで拘束される資金が大きくなる。
・長期保有条件がないこと、少なくともクロス取引の短期保有でももらえる優待があること
・基本的には自分と家族で使える食事券を狙う

10月は・・・優待検索から「10月」「一般売り」で検索して ・・・12銘柄しか。。しかもあまり食指が動くものがないですね。
12月は2銘柄・・。コスモス薬品は車で行く範囲で店舗があるので気にはなりますが、優待最低数の500株では100万超えてしまうので対象外(数日に分ければいけるのかな?とはいえ成行価格で往復400万円の予算は初めてやるには怖い)。

12月のマクドナルドでクロス取引デビューしようかなと思います。

 

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