楽天証券の投信残高ポイント付与が実質廃止。どうしようか。
各所でニュースになっていますが、楽天のポイント改悪もついにここまで来てしまいましたね。
これまで投資信託残高10万円に付き毎月楽天ポイントが4ポイント(ハッピープログラムの場合)ついていたのが、一定額に達する毎に僅かなポイントが付与される形式に。実質廃止と受け止めました。
当初、水瀬さんの梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーで第一報を知り、そのときはタイトルが「投資信託資産形成ポイントを改悪」とあったので、ハッピープログラムの方は大丈夫か(証券会社の投資信託資産形成ポイントと楽天銀行&楽天証券連携のハッピープログラムは択一選択)と思ったのですが、楽天証券サイトでは両方改悪でした。
ここ数年楽天経済圏のヘビーユーザーでしたが、ゴールドカードのSPU倍率廃止、マラソンセールの還元上限減額、そして今回の投信残高ポイントの改悪といった大きな改悪と、その他細々とした改悪がここ1年程度に相次ぎ、楽天モバイルに手を出してしまったがために、楽天モバイルに回す資金を捻出するためにポイント制度を次々改悪しているのかなぁと思っています。ホントのところは関係者じゃないのでわからないですが。
ともあれ、これだけ改悪が相次ぐと楽天経済圏との関わり方を少し考え直す時期に来ているのかなと感じてしまいます。
かといって、楽天並みに何でも揃っている経済圏があるかというとなんだかんだで「無い」ように感じます。yahoo系のサービスも、TポイントのときはまだしもPayPayボーナスになってからは使い勝手が悪いので欲しくないポイントですし。dポイント・Pontaはバラマキ施策はおいしいし、ポイントの使い勝手も悪くないですが経済圏としてみると足りないサービスも多い。
まぁ、楽天にこだわらずよく比較してサービスを選ぶ意識をしっかり持つこと、ですね。
ところでそんな楽天証券に対してSBI証券から容赦ない攻勢が。
他社からSBI証券に投信を移管する手数料を、SBI証券で負担してくれるというプログラム。以前から散発的にキャンペーンが行われてきましたが、これを恒久化するとのこと。
発表のタイミングからして、楽天証券に嫌気が差したユーザーの受け皿なることを狙っているように思えますよね。
証券会社を移るのにあたって、もとの証券口座で売って新しい証券口座で買い直しだと一旦利益確定で課税が発生してしまいますが、移管ならそれもないですし。
それを踏まえて、我が家はどうしようか少し悩みましたが・・。
結局、ポイント制度のためだけの移管はしないことにしました。
現在投資信託の残高に対して何らかポイントを付けているのはSBI証券、楽天証券、auカブコム証券だと思います(りそな銀行なども付くみたいですがそもそも銀行で投資信託を買うつもりはなし)が、SBI証券と楽天証券がだいたい同程度(年利0.05%弱:eMAXIS Slimを前提として)、auカブコム証券が一桁少ない0.005%なので、実質楽天証券とSBI証券の戦いだったと思うのですが、ここで楽天証券が退場するとSBI証券の一人勝ちになり、継続する理由が大幅に弱くなる。そうするとauカブコム証券と同程度まで改悪か、あるいは廃止して(※)くることは想像できてしまうので。移管してもすぐに改悪されるような踊らされる前提で利用するのも微妙に思えます。
ただ、移管プログラム自体は少し利用しようかなという考えもあります。
楽天証券とSBI証券で重複して持っている銘柄で、楽天証券で今後購入する予定のない銘柄だけSBI証券に移管してまとめておこうかと。そうすることで管理上の負担を少し軽減しておくことはメリットがあると考えました。
とりあえず現時点ではこんな計画で、実際に楽天証券が改悪される4月末までの両証券の動向を注視したいと思います。
※正直auカブコム証券にサービス全体でSBI証券に勝ててるとは全く思えないので、他の部分をアピールすれば0.005%のためにauカブコム証券に移管する人は稀かと