無リスク資産・国内債券クラスの扱いについて再考する:(3)改訂アセットアロケーションの検討

 さて、続いては国内債券クラスをなくしたあとの新しいアセットアロケーションについて、ですが。
 今回守りの資産についての考察だったので、攻めの資産のアセットアロケーションを変える理由はないですよね。
 ・・といいつつ折角なので見直し。

というわけで、海外REITクラスも廃止することにしました。

 ・・あれ?と思われますか?

 REITは、不動産の権利を小口化して、金融商品化したもの。
 収入源は賃料だから、ある程度の安定収入が見込めはするものの、株式クラスのように投資対象が自律的・継続的に成長が見込めるものではない。というわけでその性質は債券クラスに近い。守り側の資産クラスになると思いました。
 そして分散効果を考えるならば債券クラスの方が市場規模が広く、より広い分散が可能。
 と、考えれば債券クラスを切ったのにREITクラスを残す合理性はないのではないかと。

 ニッセイグローバルリートを短いですが1年保有してみて、債券クラスより変動幅は大きいのに、トータルでじわじわ含み損が広がっていく様子と、設定来3年経って結局ほとんど成長していない様子からも余り期待して持ち続けるのも微妙という印象を強めました。

そして株式クラスだけが残された。その配分は?

 さて、すると国内株式、外国株式(先進国、新興国)クラスだけのだいぶシンプルなアセット構成になってきました。
 で、その比率についてがまた悩むところ。

 なお、債券、REITを除いたあとの現在のアセットアロケーションは
 国内株:先進国株:新興国株=28.6%:35.7%:35.7% です。
 当初個別株を持っていることを理由に三等分から少し日本株を削った形で設定したので、これでもいいんですが、数字が細かくなりすぎるのがちょっと嫌。
 運用した結果の実測値が細かくなるのは仕方ないとして、目標値はザックリ5%単位ぐらいに丸めて考えたいです。

 とはいえ、結論としてはぶっちゃけ、比率はある程度適当でもいいのかなと思ってしまいました。
 「世界経済の成長を信じて株式クラスに広く投資する」ことが大切であって、株式クラス同士の比率はそこまで重要ではないのかなと。
 4資産、6資産、8資産バランス型インデックスファンドのような、比率については細かく考えていないバランスファンドでもちゃんと成績は残してますし。

 とはいえある程度の理屈はつけて自分を納得させておきたい。
 というところで話を進めていきます。

各株式クラスの特徴を整理

 まず日本株、先進国株、新興国株のそれぞれの特徴を(自分の理解した範囲で)整理してみると

 日本株:日本人にとっては為替リスクがないことがメリット。株式クラスの中では市場規模が小さく、成長余地も劣ると考えられている。大量に持つとホームバイアス(住んでる国に対する色眼鏡)と言われてしまう。

 先進国株:大部分米国株。成熟市場ではあるが日本に比べれば成長の余地はあり、新興国株よりは安定。また規模も大きいため分散効果も高い。よって大部分のアセットアロケーションで主力となるクラス。

 新興国株:成長率が高い分ハイリスク・ハイリターン。国によっては株の流動性に問題があることもリスク。

各株式クラスの比率を決める

 上記の特徴を考えると先進国株>日本株≧先進国株 が妥当に思える。

 世界ポートフォリオ理論(日本:先進国:新興国=1:8:1)は難しいことはわかりませんが、そもそも前提として、プレイヤー(投資家が)皆がそれぞれ理論的に適切な選択をするというのがある(で、理解あってるか怪しいですが)とすると、机上の理論のように思えてしまうんですよね。
 癌の患者さんがガイドラインで示された最も妥当だと思える治療を断って民間療法を選択する人がいるように、人は理屈だけじゃないと思うんですよね。この時点で自分には「しっくりこない」

 あと効率フロンティア理論も、効率的フロンティアに乗せるためには債券クラスがかなりの割合で入ってきてしまうので、効率的ではあるかもしれないけど育たなくない?と感じてしまうので、余りこだわらないことにします。

 で、結局落ち着いた先が
 国内株:先進国株:新興国株=30%:40%:30%

 山崎元先生の国内:外国=4:6~6:4の理屈の方が自分には腑に落ちて、その上で
 前述のように株主優待狙いの個別株を保有しているのでやや日本株の割合を下げ、先進国株>日本株≧先進国株とするとこの比率になりました。先進国50%、新興国20%も悪くないですが育てるにはある程度振れ幅が大きい方がいいと思いますし。
 ところでこれは見たことある比率・・・吊られた男さんのアセットアロケーションですね。

 自分なりの理屈でこの比率としましたが、順調にいっている著名な先行者がいるのは気持ち的に後押しになります。

 さて、次回はこれを元に新しい積立ポートフォリオを検討していきたいと思います。

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