無リスク資産・国内債券クラスの扱いについて再考する:(4)積立ポートフォリオ見直し
さて、積立ポートフォリオですが、ここもすっきりと、インデックス投信はeMaxis Slimシリーズで統一することにしました。
コスト競争もそろそろ一段落かなと思いますが、新しい商品が出てコスト最安を更新する度に積立先を切り替えて、保有銘柄が増えていくのは管理が面倒だし、すでに保有してしまった銘柄については(課税の繰り延べ効果を考えると売って置き換えるのだけのインセンティブはないにせよ)さらに安いコスト商品の恩恵を受けられないわけで。
その一方で(無印eMAXISからSlimシリーズが立ち上がったときに1回は既存ユーザー置き去りをやっていますが)、eMAXIS Slimシリーズならその銘柄自体がコストが下がって行くことを標榜しているので、保有商品が増えていかないし、すでに保有している分もコスト低減効果が得られるのはメリットとして大きい。
また、このシリーズは無印時代から続く運用実績と規模がある面でも、同じ資産クラスの商品の中では運用の安定性が高いと考えます。
というわけでeMAXIS Slimシリーズが「業界最低水準をめざし続ける」ことを守ってくれる限りは中核となるインデックス投信銘柄はこのシリーズで統一していきたいと思います。
例外その1:”中核となるインデックス投信”とつけたのは、ジェイリバイブ2は積立継続するつもりなので・・・自分のポートフォリオは正確な意味のインデックス投信とはならないですね。
以前の仕事で中小企業のお手伝いをするような仕事をしたことがあって、すごい中小企業はすごい。そしてそんな中小企業にスポットを当てて投資していくジェイリバイブの運用方針に共感を覚えるので。
国内株式クラスの一部はアクティブファンドですがジェイリバイブ2を入れておきます。
例外その2:iDeco。こちらは引き続きたわらノーロード先進国株を続けていきます。
理由は楽天証券のideco対象銘柄にはeMAXIS Slimシリーズがないから・・・。
とはいえ、たわらノーロードシリーズも十分安いですし、idecoならいざ乗り換えたい銘柄が出たときには購入済み分も丸々スイッチングできるので当面このままでもいいと思います。
話題の楽天VTIもidecoで使えるようになっていたので、せっかく楽天証券口座ならSBI証券でideco対象になっていないこれらを使うのもいいかなと一瞬思いましたが、海外ETFによる三重課税問題が実際どれぐらいの影響があるのか気になるので、スイッチングするかは実質コストがたわら先進国株式より本当に安いか情報が出てからの判断にしようと思っています。
というわけで新しい積立ポートフォリオは
から
のように変化。ずいぶんすっきりしました。
なお、このほかに楽天ポイントで少額スポット購入する分は、今までは「eMAXIS Slim国内債券」だったので、これも処分して、次回のリバランスまでは「eMAXIS Slim先進国株式」にしておきます。
理由はアセットアロケーション変更で次回7月のリバランスは比率が上がった先進国株のリバランス額が大きくなりそうだから。
これで一連の「無リスク資産・国内債券クラスの扱いについて再考する」は終了にします。
最後に、これらの結論から「資産運用方針2018」を作成します。