つみたてNISAと従来型NISAの選択。我が家の場合
来年からはじまる「つみたてNISA」ですが、従来のNISAとは排他利用(どちらか一方しか利用できない)というわけでどちらを選ぶかは悩ましいところですね。
結論として、我が家の場合は夫婦とも従来のNISAを継続することにしました。
以下、その理由。
つみたてNISAと従来NISAの比較
これは証券会社などのサイトを見ていただいた方が早いかとは思いますが。
ざっくりポイントをまとめると
- (従来型)NISA
1年120万までの投資枠。そこから発生した利益は非課税
非課税期間は5年。その後はロールオーバーも可能
2023年までで制度(追加投資)終了予定
利用できる商品は広い - つみたてNISA
1年40万円までの投資枠。そこから発生した利益は非課税
非課税期間は20年。ロールオーバーは現状なし。
2037年までで終了予定
利用できる商品は金融庁が審査した適格商品(比較的低コストの投資信託)
という感じ。
下から項目を比較考察していきます。
まず、利用できる商品でつみたてNISAは株など投資信託以外の金融商品を選べないので、株などを利用したい場合は従来型NISAになりますが、我が家の場合基本インデックス投信で組み立てていますし、つみたてNISA適格銘柄ばかりなので問題にはなりません。
次に投資可能期間が従来型NISAは2023年までと短いです。
とはいえ、ISAを日本に導入するに当たってお試しのために期限を区切ったと思いますし、本家の英国ISAが恒久法であることを考えれば、よほどNISAで問題が起こらない限り期限切れまでには延長ないし恒久法化される可能性は高いと思っています。
よってこの点は今回は論点としませんでした。
最後に1年あたりの投資額とその非課税期間。
NISAは120万x5年で同時期に600万円。5年で定常化。
つみたてNISAは40万円x20年で同時期に800万円に見えますが、800万円に定常化するまでに20年経過してしまっています。
結論
人によってどっちがいいか変わる、なかなか悩ましい制度設計だと思いましたが、ポイントとしては
- 年間に投資に回せる資金
年間40万円以下のつみたてNISAの範囲で収まる場合、つみたてNISAのデメリットはほとんどなく、長期の非課税効果が大きいと思います。
一方で120万円のNISA枠をフルに利用できる人は従来型NISAの方が資産を効率的に増やせる可能性は高いと思います。
40万~120万の間の人は・・ほんとに悩みますね。 - 適格投資信託以外の商品を使いたいか
だいたいこの2点が判断基準かなぁと。
我が家は幸いここまでNISA枠は投資信託でフルに使っていて、今後も少なくともiDecoとNISA枠はフルに使うつもりでライフプランを立てていたので、つみたてNISAに変更するメリットはないなとなりました。
よって当初の結論通り、従来型NISA継続でいこうと思います。