気になる節約・運用関係ニュース斜め読み(20年12月)
なんだか本来やりたいこととは違うところで悩まされたり忙しかったりする最近です。
では、最近の気になるニュースについて。
Kyashが3Dセキュアに対応
最近VISALINEPayの3%還元に押されてすっかり使わなくなっていたKyashですが、久々の良ニュース。
3Dセキュア対応によってQRコード決済の紐付けカードに使えるようになったのが大きいですね。
中でも、dカード以外を紐付けても基本還元率0.5%を得られるd払い(他のQRコード決済は大体、想定している自社関連クレカ以外を紐付けると基本還元率0%になる)で利用したいと思います。
現時点ではVISA LINE Payカードを紐付けた3.5%(0.5+3)還元のd払いが強いですが、これは来年4/30までの時限キャンペーンなので、それが終わったあとd払い2.7%(d払い基本0.5+kyash1+リクルートカード1.2)が高還元のメイン利用に繰り上がってくる可能性があります。
Kyashが残高に1%金利、代わりにクレジットカードチャージ改悪
上でgoodニュースがあったと思ったら数日後にbadニュースが続く。油断なりませんね。
kyash残高に対して年利1%の利息を付与。ここまではいいですが条件として
・入金上限は100万円
・対象になる残高は銀行チャージ系のみで、クレジットカードからのチャージや利用に伴って付与されたポイントからのチャージ残高は対象外
・利息付与対象になるには月1回以上のkyash支払い実績が必要
・利息はkyashバリュー(ポイント?)として払われ、入出金の対象外
安全資産置き場にするには微妙(出金手数料がかかる、ペイオフ対象外)だし、手間を越えて置いておくならまだ配当狙い株式やインデックス投信の方がマシに見えます。
クレジットカードが持てない層がクレジットカード支払い用にkyashを持っているような場合は、あって損がないサービスかも知れませんが、クレカ還元+1%Kyashポイント還元のお得目的で使っているユーザーには意味ないサービスですね。
しかもこれと同時にクレジットカード紐付け利用の改悪が発表。
・クレジットカードから手動で任意の額をチャージすることができなくなる(支払時の残高不足を紐付けカードから引き落とす仕様は継続)
・クレジットカード紐付け利用に対する1%kyashポイント還元の利用上限が12万円/月→5万円/月に改悪
クレジットカードの「○○円以上利用すると対象」のようなキャンペーンですぐに買う物が無いときに、とりあえずKyashにチャージして使い道は後で考える、という使い方ができなくなりますね。
加えて利用上限が大幅に下がったことで大口の買い物が困難に。
金融に詳しくないので、これが会社の戦略としてどう評価すべきなのかは分かりませんが、スタートダッシュで人を集めたユーザ層(お得情報に賢いユーザ)を見限って、クレジットカードを持てないユーザにシフトしていくんでしょうかね。。
今のところVISALINEPayの3%還元があるのでKyash自体あまり使っていないので、継続利用についてはこれが終わってからよく検討したいと思います。
(追記)
制度変更前日に突然の延期のお知らせ
・残高利息は見直し・延期
・クレジットカードからの手動チャージ廃止も延期
・クレジットカード紐付け利用のポイント1%還元上限の減額は実施
改悪だけが残る内容に。何がしたかったんだか・・・。
とりあえずアプリで月の利用上限設定を5万に下げておきましょう。
LINE Payクーポン更に改悪
なんか↓の記事の検索ヒットが増えていたので何かと思ったら、12月分からまたひっそり大幅改悪されていますね。
今年5月から始まった施策がまたしても改悪。ここ数ヶ月10%引きだったクーポンが3~5%引きへ低下。
LINEPayクーポンを使うと自動でLINEpayコード決済になるので、今現在はクーポン値引き+3%(プラチナランク)のポイント還元があるから、まだクーポン使えるときは使った方が有利な状況が多いですが、今から新規に導入することはおすすめしずらいレベルになりつつありますね。
ポケオのポイント還元キャンペーンもここしばらく行われていないし、いずれポイントが貯められずにポイントクラブのランク維持できなくなるときには、無理に頑張らずに撤退しようと考えています。
ドコモ新プラン ahamo発表
月額2980円、ドコモの4G/5Gエリアが利用可能、高速容量20Gで使い切っても1Mbpsで利用可能
ただしオンライン契約のみで店舗サポート費用を節減、docomoメールも利用不可。
といった内容
「とりあえず菅総理&武田総務相の顔を立てつつ、楽天モバイルは潰しておくか」
というドコモの中の人の考えが見て取れるようなプランですね。
菅総理が携帯料金を下げさせることを目標に掲げ、それに対して安価なサブブランドを作って対応しようと計画したところ、武田総務大臣がサブブランドで下げてもメインキャリアが値下げしないと吠えたので、サブブランドで無くドコモ本体の1プランとしました。というのが透けて見えます。
実際オンライン契約・サポートに限定していることで、ドコモの高収益を支えている長期利用&比較的高齢and/or低ITリテラシーの層は動かないでしょうから、収益を大きく下げることは無く、一方で今回のahamoが想定するユーザ層とほぼ同じユーザ層(必要/料金が安くなるなら他社移行も躊躇しない&オンラインで契約手続きを進めることができ、普段のサポートを必要としない)をターゲットとしている楽天モバイルに対しては、ほぼ同等でエリア・品質・高速容量で上回るプランを提供することで打撃を与える、という感じですか。
実際楽天モバイルUNLIMITは利用していますが、無料期間の1年が過ぎたあと楽天を継続するかMVNOに移るか悩み所・・というか東京など楽天モバイルの本回線が充分に入るエリア以外ではメイン回線にする魅力乏しいと思うので、ahamoは強力な競合という感じですね。