eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)が新規設定。どうしよう
インデックスブログ巡りしていたらeMAXIS Slimの新商品の情報を見かけました。
日本株、先進国株、新興国株を均等配分で信託報酬は税込み0.142%。
え、安い。
eMAXIS Slimシリーズで個別に組んだときの加重平均したコストが0.1513%
現在の自分のアセットアロケーション(日本株:先進株:新興株=3:4:3)の加重平均だと0.1485%
個別ファンドの組み合わせより安いとは・・。
現在の自分のアセットアロケーションとほぼ同じ構成で、かつ安く、バランスファンドなら自動リバランスもあり手間とリバランス時の課税が軽減・・と考えると、一瞬乗り換えるべきかなと考えましたが、今回は見送り(様子見)としました。
理由としてはeMAXIS Slimシリーズだから、でしょうか。
バランスファンドがそれを構築する個別ファンドの同割合の組み合わせより安いということに違和感を感じます。
つまり、本当は構成するの個別クラスをもっと安くするマージンがMUFGにはあって、そのマージンを少し削って安いバランスファンドに仕立てているのではないか、と。
そしてeMAXIS Slimシリーズは同等商品に対抗して機動的に信託報酬を下げることを売りにした商品です。
日本株インデックス、先進国株インデックス、新興国株インデックスはまだ今後も下がる可能性があると思えます。
一方で今回の”3地域均等型”というタイプは珍しい・・・つまり対抗商品が出てくる期待が薄い。よってこれ以上の値下げは考えにくいのではないか。
つまり今後構成の個別ファンドを下げるマージンを先取りして下げることで、「現時点では」信託報酬の安い魅力を感じられるバランスファンドを構築したように思いました。
商売上手だとは思いますが・・・。
いずれは個別ファンドが値下げされて、コストが逆転する日が来ると、この商品もeMAXIS fatの仲間入りかなぁという思いがひしひしとします。
今でこそメインの銘柄はeMAXIS Slimにしていますが、それ以前に積んだ無印eMAXISバランス(8資産均等型)(いわゆるeMAXIS fat)も保有してますから、その辺の恨みはわずかに残っているので、ここは警戒していきます。